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コンテスト/Gnit Sunday Open 002 (GSO002)/第9問 磁場閉じ込め式核融合炉における質量欠損と粒子の運動
第9問

磁場閉じ込め式核融合炉における質量欠損と粒子の運動

終了
300 ptsLv.5 初級量子
2026/03/22 19:30〜2026/03/22 21:00
作成者:admin

問題文

重水素(D)と三重水素(T)を用いた核融合反応(D-T反応)は、次世代のエネルギー源として期待されています。本問では、磁場を用いたプラズマ閉じ込め方式の核融合炉内における、単一の反応モデルを考えます。

真空中の座標空間において、zzz軸の正の向きに一様な磁束密度BBBの磁場が存在しています。 座標原点(0,0,0)(0,0,0)(0,0,0)において、静止していた重水素原子核(質量mDm_DmD​、電荷+e+e+e)と三重水素原子核(質量mTm_TmT​、電荷+e+e+e)が核融合反応を起こし、ヘリウム原子核であるアルファ粒子(質量mαm_{\alpha}mα​、電荷+2e+2e+2e)と中性子(質量mnm_nmn​、電荷000)が生成されました。

この反応において、生成物の核子あたりの結合エネルギーが反応前よりも大きいため、反応後の系の質量の総和は反応前より減少します。この減少した質量(質量欠損)Δm\Delta mΔmは、アインシュタインの質量とエネルギーの等価性に基づき、完全に生成物(アルファ粒子と中性子)の運動エネルギーに変換されるものとします。

生成されたアルファ粒子と中性子は、運動量保存則に従いxyxyxy平面内に互いに逆向きに放出されました。アルファ粒子は磁場からローレンツ力を受け、xyxyxy平面内で等速円運動を行います。一方、電荷を持たない中性子は磁場の影響を受けないため、運動量保存則によって決まった放出方向へとそのまま直進し、炉壁に向かいます。

真空中の光速をcccとし、反応前の粒子の持つ運動エネルギーは、反応によって放出されるエネルギーに比べて無視できるほど小さく、初期状態では完全に静止していたものとして計算してください。 また本問においては、生成される粒子の速さは光速cccに比べて十分に小さいものとみなし、運動エネルギーや運動量の計算には非相対論的力学(古典力学)の公式を適用してください。

このとき、アルファ粒子の描く等速円運動の半径RRRを求めてください。

制約

各物理量には以下の厳密な数値を適用すること。

  • mD=3.30×10−27 kgm_D = 3.30 \times 10^{-27}\text{ kg}mD​=3.30×10−27 kg
  • mT=4.95×10−27 kgm_T = 4.95 \times 10^{-27}\text{ kg}mT​=4.95×10−27 kg
  • mα=6.40×10−27 kgm_{\alpha} = 6.40 \times 10^{-27}\text{ kg}mα​=6.40×10−27 kg
  • mn=1.60×10−27 kgm_n = 1.60 \times 10^{-27}\text{ kg}mn​=1.60×10−27 kg
  • e=1.60×10−19 Ce = 1.60 \times 10^{-19}\text{ C}e=1.60×10−19 C
  • c=3.0×108 m/sc = 3.0 \times 10^8\text{ m/s}c=3.0×108 m/s
  • B=0.60 TB = 0.60\text{ T}B=0.60 T

入力形式

アルファ粒子の円運動の半径RRRをメートル(m\text{m}m)単位で求め、その値を100倍した値を自然数で回答せよ。 (例:R=2.53 mR = 2.53\text{ m}R=2.53 m の場合、253と回答する)

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