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コンテスト/Gnit Sunday Open 003 (GSO003)/第9問 減衰振動の解析:重厚防音扉のドアクローザー設計
第9問

減衰振動の解析:重厚防音扉のドアクローザー設計

終了
600 ptsLv.9 上級物理数学
2026/04/05 19:30〜2026/04/05 21:00
作成者:admin

問題文

次世代の防音室に設置された、自動閉鎖機構(ドアクローザー)付きの重厚なスライドドアの運動を考えます。 このドアは質量 mmm の質点とみなすことができ、水平な xxx 軸に沿って1次元的に運動します。ドアが完全に閉まった位置を原点 x=0x=0x=0 とし、ドアが開く方向を正の向きとします。

ドアクローザーには、ドアを閉めるためのバネと、閉まる速度を抑え衝撃を和らげるためのオイルダンパーが内蔵されています。ドアの位置を xxx、速度を v=dxdtv = \frac{dx}{dt}v=dtdx​ としたとき、ドアにはバネによる復元力 −kx-kx−kx と、ダンパーによる粘性抵抗力 −γv-\gamma v−γv のみが水平方向に働きます。レールとの間の摩擦力など、その他の力は一切無視できるものとします。

時刻 t=0t=0t=0 に、ドアを x=x0x = x_0x=x0​ (x0>0x_0 > 0x0​>0)の位置まで開き、静かに手を放しました(初速度は 000)。

実験室の温度を変えることでダンパー内のオイルの粘性が変化し、減衰係数 γ\gammaγ を以下の3つのケースに設定して運動を観測しました。

ケース1(冬場・高粘度): γ=γ1\gamma = \gamma_1γ=γ1​ オイルが硬く、ドアは過減衰の運動をしました。 時刻 t=ln⁡2 st = \ln 2 \mathrm{\ s}t=ln2 s におけるドアの位置を x1 [m]x_1 \mathrm{\ [m]}x1​ [m] とします。

ケース2(適温・最適調整): γ=γ2\gamma = \gamma_2γ=γ2​ ドアが最も速く、かつ振動せずに閉まる臨界減衰の運動をしました。 時刻 t=0.5 st = 0.5 \mathrm{\ s}t=0.5 s におけるドアの位置を x2 [m]x_2 \mathrm{\ [m]}x2​ [m] とします。この x2x_2x2​ は定数 CCC を用いて x2=Ce−1x_2 = C e^{-1}x2​=Ce−1 と表されます(eee はネイピア数)。

ケース3(夏場・低粘度): γ=γ3\gamma = \gamma_3γ=γ3​ オイルが柔らかく、ドアは**不足減衰(減衰振動)**の運動をしました。 手を放してから初めてドアが x=0x=0x=0 の位置(完全に閉まった位置)を通過する時刻を t3 [s]t_3 \mathrm{\ [s]}t3​ [s] とします。この t3t_3t3​ の2乗は、互いに素な自然数 P,QP, QP,Q を用いて t32=PQπ2t_3^2 = \frac{P}{Q} \pi^2t32​=QP​π2 と表されます(π\piπ は円周率)。

各ケースの力学的な振る舞いを微分方程式から解析し、最終的な数値を求めてください。

制約

  • ドアの質量: m=100 kgm = 100 \mathrm{\ kg}m=100 kg
  • バネ定数: k=400 N/mk = 400 \mathrm{\ N/m}k=400 N/m
  • 初期変位: x0=0.96 mx_0 = 0.96 \mathrm{\ m}x0​=0.96 m
  • ケース1の減衰係数: γ1=500 N⋅s/m\gamma_1 = 500 \mathrm{\ N \cdot s/m}γ1​=500 N⋅s/m
  • ケース2の減衰係数: γ2=400 N⋅s/m\gamma_2 = 400 \mathrm{\ N \cdot s/m}γ2​=400 N⋅s/m
  • ケース3の減衰係数: γ3=200 N⋅s/m\gamma_3 = 200 \mathrm{\ N \cdot s/m}γ3​=200 N⋅s/m

入力形式

各ケースの解析結果から以下の3つの値 N1,N2,N3N_1, N_2, N_3N1​,N2​,N3​ を計算し、その合計値 N=N1+N2+N3N = N_1 + N_2 + N_3N=N1​+N2​+N3​ を自然数で回答せよ。

  • N1=x1×100N_1 = x_1 \times 100N1​=x1​×100
  • N2=C×100N_2 = C \times 100N2​=C×100
  • N3=P+QN_3 = P + QN3​=P+Q

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