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コンテスト/Gnit Sunday Open 003 (GSO003)/第10問 量子ドットに捕捉されたキャリアの軌道角運動量が誘起する磁場
第10問

量子ドットに捕捉されたキャリアの軌道角運動量が誘起する磁場

終了
700 ptsLv.10 上級量子
2026/04/05 19:30〜2026/04/05 21:00
作成者:admin

問題文

3次元空間の直交座標系 (x,y,z)(x,y,z)(x,y,z) において、原点 (0,0,0)(0,0,0)(0,0,0) に中心を持つ球対称な等方調和振動子ポテンシャル V(r)=12m∗ω2r2V(r) = \frac{1}{2}m^* \omega^2 r^2V(r)=21​m∗ω2r2 (ただし r=x2+y2+z2r = \sqrt{x^2+y^2+z^2}r=x2+y2+z2​)によって形成される半導体量子ドットを考える。 この量子ドット内に、有効質量 m∗m^*m∗ 、電荷 −q-q−q (q>0q > 0q>0)を持つ1個のキャリア(電子)が閉じ込められている。

この系における1粒子シュレーディンガー方程式の定常状態のうち、主量子数が N=1N=1N=1(基底状態 N=0N=0N=0 の1つ上のエネルギー準位)であり、かつ軌道角運動量の zzz 成分 L^z\hat{L}_zL^z​ の固有値が +ℏ+\hbar+ℏ である固有状態を ∣ψ⟩|\psi\rangle∣ψ⟩ とする。 この状態 ∣ψ⟩|\psi\rangle∣ψ⟩ の波動関数 ψ(r)\psi(\boldsymbol{r})ψ(r) は、デカルト座標系における3つの第一励起状態(それぞれ x,y,zx, y, zx,y,z 方向にのみ1つの励起を持つ状態)の適切な複素線形結合によって構成され、全空間で規格化されているものとする。

このキャリアの存在は、空間に確率流れの密度 j(r)\boldsymbol{j}(\boldsymbol{r})j(r) を生じさせる。定常状態における確率流れの密度は、空間的な定常電流密度 i(r)=−qj(r)\boldsymbol{i}(\boldsymbol{r}) = -q\boldsymbol{j}(\boldsymbol{r})i(r)=−qj(r) と見なすことができる。 この空間に分布する定常電流が、ビオ・サバールの法則に従って原点 (0,0,0)(0,0,0)(0,0,0) に誘起する磁束密度の大きさを BBB とする。なお、キャリアのスピン磁気モーメントが誘起する磁場への寄与は無視するものとする。

BBB の値を求め、指定された入力形式に従って回答せよ。

制約

各物理量の値は以下の通りとする。

  • キャリアの有効質量: m∗=2.0×10−31 kgm^* = 2.0 \times 10^{-31}\text{ kg}m∗=2.0×10−31 kg
  • キャリアの電荷量: q=3.0×10−19 Cq = 3.0 \times 10^{-19}\text{ C}q=3.0×10−19 C
  • 調和振動子ポテンシャルの角振動数: ω=1.0×1015 rad/s\omega = 1.0 \times 10^{15}\text{ rad/s}ω=1.0×1015 rad/s
  • 換算プランク定数: ℏ=1.0×10−34 J⋅s\hbar = 1.0 \times 10^{-34}\text{ J}\cdot\text{s}ℏ=1.0×10−34 J⋅s
  • 真空の透磁率: μ0=4π×10−7 T⋅m/A\mu_0 = 4\pi \times 10^{-7}\text{ T}\cdot\text{m/A}μ0​=4π×10−7 T⋅m/A

入力形式

求めた原点での磁束密度の大きさ B [T]B \, [\text{T}]B[T] を用いて、 πB2×104\pi B^2 \times 10^4πB2×104 の値を計算し、自然数で回答せよ。

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