問題文
大学の物理実験室にて、クーロンのねじり天秤を用いて2つの微小な金属球A、Bの電荷量を特定する実験を行った。球Aと球Bは全く同じ大きさの導体球である。
事前の帯電列などによる定性的な確認から、実験開始時の球Aは正の電荷 +QA (QA>0) を、球Bは負の電荷 −QB (QB>0) を持っており、その電荷の大きさは QA>QB であることが分かっている。
- まず、球Aと球Bの中心間距離が r となるように配置したところ、ねじり糸のねじれ角から、2球間には大きさ F1 の引力が働いていることが観測された。
- 次に、絶縁性の操作棒を用いて球Aと球Bを一度だけ接触させた。電荷の移動が完了した後、再び2球の中心間距離が r となるように配置した。
- このとき、2球間には大きさ F2 の斥力が働いていることが観測された。
周囲への電荷の散逸はなく、各導体球の大きさは距離 r に比べて十分に小さく点電荷とみなせるものとする。
以上の観測結果から、初期の電荷の大きさ QA および QB を求めよ。
制約
- クーロンの法則の比例定数: k=9.0×109 N⋅m2/C2
- 球Aと球Bの中心間距離: r=3.0×10−2 m
- 接触前に働いた引力の大きさ: F1=2.4×10−4 N
- 接触後に働いた斥力の大きさ: F2=1.0×10−5 N
入力形式
求められた QA および QB は、それぞれ x×10−9 C、y×10−9 C と表すことができる(x,y は自然数)。
10x+y の値を計算し、自然数で回答せよ。