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コンテスト/Gnit Standard Open 006 (GSO006)/第7問 ケルビン水滴発電機の誘導リングとアクリルスリーブの分極
第7問

ケルビン水滴発電機の誘導リングとアクリルスリーブの分極

終了
400 ptsLv.7 中級電磁気
2026/05/31 20:30〜2026/05/31 22:00
作成者:admin

問題文

ケルビン水滴発電機の片側の誘導部を、次のように理想化する。

鉛直下向きに流れる水の細い柱を半径 aaa の導体円柱とみなし、この水柱は水滴がちぎれる直前まで接地されている。水柱のまわりには、同軸に金属製の誘導リングが置かれており、誘導リングは半径 bbb、有効長 LLL の薄い導体円筒とみなせる。誘導リングは接地された水柱に対して電位差 VVV だけ高い電位に保たれている。

水柱と誘導リングの間には、半径 aaa から半径 ccc まで空気があり、半径 ccc から半径 bbb まで一様なアクリル製の円筒スリーブが入っている。アクリルスリーブは誘導リングと同じ有効長 LLL をもち、誘導リングと同じ軸を共有している。アクリルの比誘電率を εr\varepsilon_rεr​ とする。端効果は無視し、電場は半径方向のみを向くものとする。

ただし、正の変数 rrr について、次の積分公式を用いてよい。

∫r1r21r dr=ln⁡r2r1(0<r1<r2)\int_{r_1}^{r_2}\frac{1}{r}\,dr=\ln\frac{r_2}{r_1} \quad (0<r_1<r_2)∫r1​r2​​r1​dr=lnr1​r2​​(0<r1​<r2​)

また、半径 rrr、誘電率 ε\varepsilonε の同軸円筒状の空間で、内側導体表面に誘導される自由電荷の線密度の大きさが λ\lambdaλ であるとき、電場の大きさは

E(r)=λ2πεrE(r)=\frac{\lambda}{2\pi\varepsilon r}E(r)=2πεrλ​

と表されるものとする。

水柱は接地されているため、誘導リングの電位によって水柱表面には自由電荷が誘導される。水滴がちぎれる瞬間、その水滴は、長さ LLL の水柱部分に誘導されていた自由電荷と同じ大きさの電荷を持って落下するとする。

また、同じ装置からアクリルスリーブを取り外し、半径 aaa から半径 bbb までをすべて空気にした場合に、同じ電位差 VVV で水滴が持つ電荷の大きさを q0q_0q0​ とする。一方、アクリルスリーブを入れた場合に、アクリルスリーブの内側表面全体に現れる束縛電荷の大きさを QbQ_{\mathrm{b}}Qb​ とする。

比

X=Qbq0X=\frac{Q_{\mathrm{b}}}{q_0}X=q0​Qb​​

を既約分数で表したときの分子と分母の和を求めよ。

制約

  • a=1.20×10−3 ma=1.20\times 10^{-3}\,\mathrm{m}a=1.20×10−3m
  • c=2.40×10−3 mc=2.40\times 10^{-3}\,\mathrm{m}c=2.40×10−3m
  • b=9.60×10−3 mb=9.60\times 10^{-3}\,\mathrm{m}b=9.60×10−3m
  • L=3.00×10−2 mL=3.00\times 10^{-2}\,\mathrm{m}L=3.00×10−2m
  • V=450 VV=450\,\mathrm{V}V=450V
  • εr=3.00\varepsilon_r=3.00εr​=3.00
  • ε0=8.85×10−12 F/m\varepsilon_0=8.85\times 10^{-12}\,\mathrm{F/m}ε0​=8.85×10−12F/m

入力形式

X=Qb/q0X=Q_{\mathrm{b}}/q_0X=Qb​/q0​ を既約分数 pq\frac{p}{q}qp​ で表したとき、p+qp+qp+q を入力せよ。

ケルビン水滴発電機の誘導部の模式図

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