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Contests/Gnit Elite Open 002 (GEO002)/Problem 3 自由膨張と途中停止する熱接触による圧力の和
Problem 3

自由膨張と途中停止する熱接触による圧力の和

Finished
600 ptsLv.8 IntermediateThermodynamics
2026/06/28 21:00〜2026/06/28 22:30
Author: admin

問題文

断熱された剛体容器の内部に、気体を通さない三つの小容器A、B、Cが固定されている。容器、小容器、壁、仕切り板の熱容量は無視できるものとする。

小容器Aと小容器Bには、それぞれ気体室と真空室を隔てる薄い仕切り板がある。小容器Cには仕切り板はない。小容器A、B、Cには、それぞれ単原子理想気体A、B、Cが入っており、三つの気体は互いに混ざらない。各小容器内の気体は、それぞれ初期状態で一様な温度をもつ熱平衡状態にある。

小容器Aと小容器Bの間には所定の共通壁があり、この共通壁は小容器Bの気体室に接している。小容器Bと小容器Cの間にも所定の共通壁がある。これらの共通壁は、気体を通さず熱だけを通す状態と、熱も通さない状態を切り替えられる。初期状態では、どちらの共通壁も熱を通さない状態である。切り替え操作によって気体に仕事はされず、外部との熱の出入りもない。熱接触中は、各気体内部の熱伝導が十分速く、各時刻で各気体に一様な温度を割り当てられるものとする。

気体A、B、Cの物質量をそれぞれ nA,nB,nCn_{\mathrm A},n_{\mathrm B},n_{\mathrm C}nA​,nB​,nC​ とする。気体Aの初期体積を VAV_{\mathrm A}VA​、仕切り板を取り除いた後に気体Aが占める体積を WAW_{\mathrm A}WA​ とする。気体Bの初期体積を VBV_{\mathrm B}VB​、仕切り板を取り除いた後に気体Bが占める体積を WBW_{\mathrm B}WB​ とする。気体Cの体積を VCV_{\mathrm C}VC​ とする。初期温度をそれぞれ TA,TB,TCT_{\mathrm A},T_{\mathrm B},T_{\mathrm C}TA​,TB​,TC​ とする。気体定数を RRR とし、単原子理想気体の内部エネルギーは

U=32nRTU=\frac{3}{2}nRTU=23​nRT

である。

次の操作を順に行う。

小容器Aの仕切り板を瞬時に取り除く。この操作で気体Aに仕事はされず、外部との熱の出入りもない。十分時間がたって、気体Aは体積 WAW_{\mathrm A}WA​ 全体を占め、熱平衡に達する。

次に、小容器Aと小容器Bの間の共通壁を、気体を通さず熱だけを通す状態に切り替える。この間、気体Aが占める体積は WAW_{\mathrm A}WA​、気体Bが占める体積は VBV_{\mathrm B}VB​ のままである。気体Aと気体Bの圧力が等しくなった瞬間に、共通壁を再び熱を通さない状態に戻す。

次に、小容器Bの仕切り板を瞬時に取り除く。この操作で気体Bに仕事はされず、外部との熱の出入りもない。十分時間がたって、気体Bは体積 WBW_{\mathrm B}WB​ 全体を占め、熱平衡に達する。

最後に、小容器Bと小容器Cの間の共通壁を、気体を通さず熱だけを通す状態に切り替える。この間、気体Bが占める体積は WBW_{\mathrm B}WB​、気体Cが占める体積は VCV_{\mathrm C}VC​ のままである。十分時間がたって、気体Bと気体Cは共通の温度に達する。その後、共通壁を熱を通さない状態に戻す。

すべての操作後の気体A、B、Cの圧力をそれぞれ PAf,PBf,PCfP_{\mathrm A f},P_{\mathrm B f},P_{\mathrm C f}PAf​,PBf​,PCf​ とする。また、最初の状態における気体Aの圧力を PA0P_{\mathrm A0}PA0​ とする。比

PAf+PBf+PCfPA0\frac{P_{\mathrm A f}+P_{\mathrm B f}+P_{\mathrm C f}}{P_{\mathrm A0}}PA0​PAf​+PBf​+PCf​​

を求めよ。

制約

  • nA=1.00 moln_{\mathrm A}=1.00\ \mathrm{mol}nA​=1.00 mol
  • nB=2.00 moln_{\mathrm B}=2.00\ \mathrm{mol}nB​=2.00 mol
  • nC=1.00 moln_{\mathrm C}=1.00\ \mathrm{mol}nC​=1.00 mol
  • VA=0.300 m3V_{\mathrm A}=0.300\ \mathrm{m^3}VA​=0.300 m3
  • WA=0.400 m3W_{\mathrm A}=0.400\ \mathrm{m^3}WA​=0.400 m3
  • VB=0.400 m3V_{\mathrm B}=0.400\ \mathrm{m^3}VB​=0.400 m3
  • WB=0.600 m3W_{\mathrm B}=0.600\ \mathrm{m^3}WB​=0.600 m3
  • VC=0.500 m3V_{\mathrm C}=0.500\ \mathrm{m^3}VC​=0.500 m3
  • TA=900 KT_{\mathrm A}=900\ \mathrm{K}TA​=900 K
  • TB=300 KT_{\mathrm B}=300\ \mathrm{K}TB​=300 K
  • TC=900 KT_{\mathrm C}=900\ \mathrm{K}TC​=900 K

入力形式

PAf+PBf+PCfPA0\dfrac{P_{\mathrm A f}+P_{\mathrm B f}+P_{\mathrm C f}}{P_{\mathrm A0}}PA0​PAf​+PBf​+PCf​​ を既約分数

pq\frac{p}{q}qp​

で表す。入力すべき自然数は

p+qp+qp+q

である。

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