静止している質量 m の自由電子に、波長 λ の X 線光子を衝突させたところ、X 線光子は元の進行方向に対して角度 θ だけ散乱され、その波長は λ′ に変化した。この現象をコンプトン効果と呼ぶ。
散乱後の X 線光子の波長 λ′ は、プランク定数 h および真空中における光の速さ c を用いて、次の関係式を満たす。
λ′−λ=mch(1−cosθ)衝突により、電子は X 線光子からエネルギーと運動量を受け取り、反跳電子として弾き出される。衝突前後における系全体の運動量保存則を考えることで、散乱された X 線光子の波長 λ′、衝突前の X 線光子の波長 λ、および散乱角 θ が分かれば、弾き出された反跳電子の運動量の大きさ pe を直接求めることができる。
いま、波長 λ の X 線光子を静止した電子に衝突させたとき、散乱角 θ=90∘ の方向に散乱された X 線光子の波長 λ′ は、元の波長の 100101 倍であった。この衝突において、弾き出された反跳電子の運動量の大きさ pe を、衝突前の X 線光子の運動量の大きさ p を用いて表せ。
反跳電子の運動量の大きさ pe と、衝突前の X 線光子の運動量の大きさ p の無次元比 ppe を求めたとき、その値は 101N と表すことができる。このときの根号内の自然数 N の値を入力せよ。
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