GWCP001 問題13
Problem Statement
電熱線による水の加熱と熱の発生
問題文
熱が外部に逃げないように設計された容器(熱量計)の中に、一定の質量の水が入っている。この水の中に抵抗値が一定の電熱線を沈め、直流電源を接続して一定の電流を流した。 電熱線から発生した熱量(ジュール熱)はすべて水に吸収され、水の温度上昇に使われたものとする。電熱線に電流を流した時間 t を求めたい。 電熱線の消費電力を求める公式と、水が吸収した熱量を求める公式を組み合わせ、指定された数値から必要な通電時間を計算せよ。ただし、水 1 g の温度を 1 ∘C 上げるのに必要な熱量(比熱)は既知とする。
制約
- 水の質量 m=100 g
- 水の温度上昇 Δt=6.0 ∘C
- 水の比熱 c=4.2 J/(g⋅K)
- 電熱線の抵抗 R=7.0 Ω
- 電熱線に流れる電流 I=2.0 A
入力形式
電流を流した時間 t の数値(単位:s)を自然数で答えよ。
Solution
解説
水が吸収した熱量の計算
質量 m、比熱 c の水の温度を Δt だけ上昇させるために必要な熱量 Q(単位:J)は、次の公式で表されます。
Q=mcΔt
制約の数値を代入します。 Q=100×4.2×6.0=2520 J
電熱線の消費電力の計算
抵抗 R の電熱線に電流 I が流れるとき、単位時間(1秒間)あたりに発生する熱量、すなわち消費電力 P(単位:W)は次のようになります。
P=I2R
制約の数値を代入します。 P=(2.0)2×7.0=4.0×7.0=28 W
通電時間の計算
電熱線から時間 t(単位:s)の間に発生する総熱量は P×t と表されます。発生した熱量がすべて水に吸収されたため、次の関係が成り立ちます。
Pt=Q
これを時間 t について解きます。
t=PQ
求めた数値を代入します。
t=282520=90 s
したがって、入力すべき自然数は 90 です。