GWCP001 問題12
Problem Statement
自動車の追突を避けるための空走距離と制動距離
問題文
まっすぐな道路を一定の速さ v で走行していた自動車の運転手が、前方に危険を察知してブレーキを踏み、自動車が完全に停止した。 運転手が危険を察知してから実際にブレーキが効き始めるまでにかかる時間を空走時間 t といい、この間に自動車が等速直線運動のまま進む距離を「空走距離」という。 また、ブレーキが効き始めてから停止するまで、自動車は進行方向と逆向きに一定の大きさの加速度 a を受けながら等加速度直線運動を行い、この間に進む距離を「制動距離」という。 危険を察知してから完全に停止するまでに自動車が進んだ総距離(停止距離)を求めたい。指定された数値を用いて、空走距離と制動距離の和を計算せよ。
制約
- 危険を察知したときの速さ v=20 m/s
- ブレーキが効き始めるまでの空走時間 t=0.60 s
- ブレーキによる減速度(加速度の大きさ) a=5.0 m/s2
入力形式
自動車が完全に停止するまでに進んだ総距離の数値(単位:m)を自然数で答えよ。
Solution
解説
空走距離の計算
ブレーキが効き始めるまでの空走時間 t の間、自動車は最初の速さ v のまま等速直線運動を続けます。したがって、空走距離 x1 は次のようになります。
x1=v×t
数値を代入します。 x1=20×0.60=12 m
制動距離の計算
ブレーキが効き始めてから停止するまでの等加速度直線運動を考えます。初速度が v、最終的な速度が 0 m/s、加速度が進行方向と逆向きに −a であるため、等加速度直線運動の公式「v2−v02=2ax」より、制動距離 x2 は次の関係を満たします。
02−v2=2×(−a)×x2 v2=2ax2 x2=2av2
数値を代入します。 x2=2×5.0202=10400=40 m
総距離(停止距離)の計算
危険を察知してから停止するまでの総距離 x は、空走距離 x1 と制動距離 x2 の和で求められます。
x=x1+x2=12+40=52 m
したがって、入力すべき自然数は 52 です。