GWCB012 問題3
Problem Statement
斜面上での物体の運動と力のつり合い
問題文
傾きの角が θ のなめらかな斜面の上に、質量 m の小物体を置く。小物体には重力加速度の大きさ g の重力が鉛直下向きに作用している。斜面は固定されており、小物体と斜面との間に摩擦ははたらかないものとする。
小物体が斜面に沿ってすべり下りないように、斜面に平行で上向きに大きさ F の力を加え続けて小物体を静止させた。このとき、小物体にはたらく斜面に平行な方向の力のつり合いの式を立て、小物体を静止させるために必要な力の大きさ F を m, g, θ を用いて表せ。
制約
- m=2.0 kg
- g=9.8 m/s2
- sinθ=0.50
入力形式
求めた力の大きさ F(単位:N)の値を 10 倍した自然数を答えよ。
Solution
解説
使用する物理法則と公式
-
力の分解 斜面上の物体にはたらく重力 mg を、斜面に平行な成分と垂直な成分に分解します。
- 斜面に沿って下向きの成分:mgsinθ
- 斜面に垂直で下向きの成分:mgcosθ
-
力のつり合いの条件 物体が静止しているとき、特定の方向における力の合計(合力)は 0 になります。
力のつり合いの立式
小物体にはたらく斜面に平行な方向の力を考えます。斜面に沿って上向きを正の方向とすると、次の 2 つの力が作用しています。
- 斜面に平行で上向きの力:+F
- 重力の斜面平行成分(下向き):−mgsinθ
小物体が静止しているため、斜面に平行な方向の力のつり合いより、次の式が成り立ちます。
F−mgsinθ=0
したがって、小物体を静止させるために必要な力の大きさ F は次のように表されます。
F=mgsinθ
数値計算
制約より与えられた各値を代入します。
- m=2.0 kg
- g=9.8 m/s2
- sinθ=0.50
F=2.0×9.8×0.50=9.8 N
解答の計算
求めた力の大きさ F=9.8 N の 10 倍の値を計算します。
9.8×10=98
入力すべき自然数は 98 です。