GWCB011 問題5
Problem Statement
小物体と台の水平運動と運動量保存
問題文
滑らかな水平面の上に、質量 M の台が静止している。この台の上面は、水平面となめらかにつながる曲面となっている。質量 m の小物体を、台の水平部分から台に向けて水平に速さ v0 で滑らせ、台の上面へと滑り込ませた。
小物体は台の曲面をすべり上がり、最高点に達したのち、再び台の水平部分へと滑り下りて台から離れた。小物体と台の間に摩擦はなく、空気抵抗も無視できるものとする。また、重力加速度の大きさを g とする。
小物体が台の上で達した最高点の水平面からの高さを h、小物体が台から完全に離れた後の台の速さを V とする。h および V を表す式をそれぞれ求めよ。
制約
- 小物体の質量 m: 1.00kg
- 台の質量 M: 3.00kg
- 小物体の初速 v0: 4.00m/s
- 重力加速度の大きさ g: 9.80m/s2
入力形式
最高点の高さ hm と、台の最終的な速さ Vm/s を求める。 h の値を既約分数で表したときの分子を p、分母を q とし、V の値を V0 とする。 (p+q)×V0 の値を自然数で入力せよ。
Solution
解説
考え方と立式
小物体と台からなる系全体に着目します。水平方向には外力が働かないため、水平方向の運動量が保存します。また、摩擦や空気抵抗などの非保存力が仕事をしないため、系全体の力学的エネルギーが保存します。
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最高点に達したとき 小物体が台の上で最高点に達した瞬間、小物体と台は一体となって同じ水平速度 u で運動します。
水平方向の運動量保存則より、
mv0=(m+M)u⟹u=m+Mmv0力学的エネルギー保存則より、
21mv02=21(m+M)u2+mghu を代入して h について整理します。
mgh=21mv02−21(m+M)(m+Mmv0)2=21mv02(1−m+Mm)=21mv02(m+MM)したがって、最高点の高さ h は次のように求められます。
h=2(m+M)gMv02 -
小物体が台から分離したとき 分離後の小物体の速度を v(右向き正)、台の速度を V(右向き正)とします。
運動量保存則より、
mv0=mv+MV力学的エネルギー保存則より、
21mv02=21mv2+21MV2運動量保存の式より v=v0−mMV をエネルギー保存の式に代入して整理すると、
21mv02=21m(v0−mMV)2+21MV2 0=−Mv0V+21mM2V2+21MV2分離後、台は動き出しているため V=0 です。両辺を MV で割ると、
0=−v0+21(mM+1)V=−v0+2mm+MVしたがって、分離後の台の速さ V は次のように求められます。
V=m+M2mv0
計算過程
与えられた数値 m=1.00kg, M=3.00kg, v0=4.00m/s, g=9.80m/s2 を代入します。
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最高点の高さ h の計算
h=2×(1.00+3.00)×9.803.00×(4.00)2=2×4.00×9.803.00×16.0=78.448.0=784480=4930mh=4930 は既約分数であるため、分子 p=30、分母 q=49 となり、p+q=30+49=79 です。
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分離後の台の速さ V0 の計算
V0=1.00+3.002×1.00×4.00=4.002.00×4.00=2.00m/s
求める値は (p+q)×V0 です。
(30+49)×2.00=79×2.00=158したがって、入力すべき自然数は 158 です。