GWCB009 問題4
Problem Statement
弦を伝わる横波と定常波の形成
問題文
両端が固定された長さ L の線密度 ρ の一様な弦がある。この弦に張力 T をかけて張ったところ、弦には一定の速さ v=ρT で伝わる横波が生じた。
この弦の両端を固定端として振動させたところ、弦全体に節(固定端を含む)が合計 N 個存在する定常波(腹が N−1 個の固有振動)が形成された。
このとき生じた定常波の振動数を f、波長を λ とする。
振動数 f(単位: Hz)を既約分数 qp(p,q は互いに素な正の整数)で表したときの、p+q の値を求めよ。
制約
- L=1.20 m
- ρ=3.00×10−3 kg/m
- T=270 N
- N=4
入力形式
定常波の振動数 f の値を既約分数 qp (p,q は互いに素な正の整数)で表したときの、p+q の値を整数で入力する。
Solution
解説
弦を伝わる波の速さ
線密度 ρ、張力 T の弦を伝わる横波の伝播速度 v は以下の公式で与えられます。
v=ρT
与えられた制約の値を代入して波の速さ v を求めます。
v=3.00×10−3 kg/m270 N=90000=300 m/s
両端固定弦の定常波と波長
両端が固定された長さ L の弦にできる定常波では、両端が必ず節になります。 節の総数が N 個(ただし固定端の2個を含む)であるとき、腹の数は n=N−1 個となります。
定常波では、隣り合う節と節の間隔は半波長 2λ に等しいため、弦の長さ L と波長 λ の間には次の関係が成立します。
L=n2λ=(N−1)2λ
条件より N=4 なので、n=4−1=3(第3振動)となります。したがって、波長 λ は次のように求まります。
λ=N−12L=32L
制約の L=1.20 m を代入します。
λ=32×1.20 m=0.800 m
振動数の算出
波の基本式 v=fλ より、振動数 f は次のように表されます。
f=λv
求めた波の速さ v=300 m/s と波長 λ=0.800 m を代入します。
f=0.800300=54300=41500=375 Hz
これを既約分数 qp (p,q は互いに素な正の整数)の形で表すと、分母が 1 の分数として表現されます。
f=1375
(375 と 1 は互いに素な正の整数です)
したがって、p=375、q=1 となります。
求めて入力すべき値は以下の通りです。
p+q=375+1=376
最終的に入力する自然数は 376 です。