GWCB005 問題2
Problem Statement
静止した水中の水圧と大気圧の比
問題文
大気中にある、十分に広い水平な底面を持つ水槽を考える。水槽内には水が満たされており、水面は静止して水平である。大気圧を P0、水の密度を ρ、重力加速度の大きさを g とする。水面からの深さが h である位置における水圧(絶対圧)を P とするとき、大気圧に対する水圧の比 P0P を求めよ。
制約
- P0=9.80×104 Pa
- ρ=1.00×103 kg/m3
- g=9.80 m/s2
- h=15.0 m
入力形式
比 P0P を既約分数 qp ( p,q は互いに素な自然数)で表したとき、分子と分母の和 p+q の値を入力せよ。
Solution
解説
水圧の公式の導出と立式
水面から深さ h までの間にある、底面積 S の鉛直な水の柱(水柱)を考えます。この水柱が静止していることから、鉛直方向の力のつり合いの式を立てます。
水柱にはたらく鉛直下向きの力は、上面(水面)が大気から受ける力 P0S と、水柱自体の重みです。水柱の体積は Sh であるため、その質量は ρSh となり、重力の大きさは ρShg です。 一方、水柱にはたらく鉛直上向きの力は、底面が周囲の水から受ける力 PS です。
鉛直方向の力のつり合いより、次の式が成り立ちます。
PS=P0S+ρShg両辺を S で割ることで、深さ h における水圧 P の式が得られます。
P=P0+ρgh数値の代入
得られた式に、制約欄で与えられた数値を代入して水圧 P を計算します。
ρgh=(1.00×103 kg/m3)×(9.80 m/s2)×(15.0 m)=1.47×105 Pa大気圧 P0 は 9.80×104 Pa=0.980×105 Pa であるため、水圧 P は以下のようになります。
P=0.980×105 Pa+1.47×105 Pa=2.45×105 Pa比の計算と自然数化
大気圧に対する水圧の比 P0P を計算します。
P0P=0.980×104 Pa×102.45×105 Pa=9.80×10424.5×104=98245分子と分母をそれぞれ共通の因数である 49 で割ることで、既約分数を求めます。
98245=49×249×5=25したがって、既約分数 qp は 25 となり、 p=5, q=2 と定まります。 入力すべき値は、分子と分母の和 p+q です。
5+2=7解答:7