GWCB001 問題4
Problem Statement
ロング滑り台と摩擦
問題
第3問で滑り台で遊びまくってすっかりいい気分になったAさんはもっともっともっと長いすべり台を作ってみることにした。
滑り台は地上からの高さが h 、傾斜が θ で、曲線など何もない一本線である。
Aさんは、普通に乗ったら摩擦でお尻も痛いし遅いので、ローラー滑り台にして、段ボールに乗ることにした。(この設定は μ を物理的に合法化するための後付け設定なのでそんな関係ない)
段ボールとローラーの間の動摩擦係数を μ とする。
Aさんの質量は、第2問での告白のことを考えすぎてご飯を忘れ、また減っている。
※このローラー滑り台のローラーは回転しないものとする。
制約
h=50 m
θ=20∘
μ=0.08
m0=68 kg
g=9.8m/s2
sinθ=0.342
cosθ=0.94
tanθ=0.364
cw=4.2 J/g⋅K
回答方式
Aさんがこの滑り台を頂点から最下点まで滑り降りる間に、段ボールとローラーの間で発生した総摩擦熱(失われたエネルギー)を A0 としたとき、
(⌊100A0⌋)⋅100
を回答すること。
Solution
解答:7300(J)
1. 滑り台の斜面長さを求める
滑り台の地上からの高さを h 、傾斜を θ とすると、滑り台の斜面の長さ L は以下の式で表されます。
L=sinθh
与えられた制約の値を代入します。
L=0.34250 m
(余談。大体146.198830409m。長いね)
2. 動摩擦力を求める
Aさんが斜面から受け取る垂直抗力 N は、質量を m0 、重力加速度を g とすると次のように表せます。
N=m0gcosθ
段ボールとローラーの間の動摩擦係数を μ とすると、滑っている間に働く動摩擦力 Ff は以下のようになります。
Ff=μN=μm0gcosθ
与えられた制約の値を代入します。
Ff=0.08×68×9.8×0.94 N
3. 総摩擦熱を計算する
総摩擦熱(動摩擦力がした仕事の大きさ) Q は、動摩擦力 Ff に移動距離 L を掛け合わせることで求められます。
Q=Ff×L=(μm0gcosθ)×(sinθh)=μm0ghsinθcosθ
制約の数字をそのまま代入して計算します。
Q=0.08×68×9.8×50×0.3420.94
Q=2665.6×2.748538≈7326.50 J
###4. 有効数字の処理を行う 問題の指示に従い、計算を行うと、「7300」になります。
Aさんが滑り降りる間に発生した総摩擦熱は 7300 J です。
少しは水を温められそうですね!!