GWCA003 問題7
Problem Statement
(おまけ問題)負の質量を持つボールの運動方程式
問題文
通常のニュートン力学が適用されるが、1つのボールだけが「負の質量」を持っている仮想宇宙空間を考える。
この空間には直線の座標軸( x 軸)が設定されており、右向きを「 x 軸の正の向き(プラス方向)」、左向きを「 x 軸の負の向き(マイナス方向)」と定義する。
ここに、質量がマイナスである特殊なボール(質量 m=−2 kg)が位置 x=0 に静止している。
時刻 t=0 の瞬間から、このボールに対して、 x 軸の正の向き(右向き)に F=+10 N の一定の力をちょうど 1 秒 間だけ加えた。 ボールは負の質量を持つため、右向きに力を加えられると、 x 軸の負の向き(左向き)に等加速度運動を開始する。
力が加わり終わった時刻 t=1 秒 の瞬間におけるボールの速度を v [m/s] とする。このとき、速度 v の絶対値である ∣v∣ の値を求めよ。
制約
- ボールの質量: m=−2 kg
- 加えた力: F=+10 N ( x 軸の正の向き)
- 力を加えた時間: Δt=1 秒
- ボールの初期速度: 0 m/s ( t=0 で静止)
- 運動方程式 F=ma がそのまま成立するものとする。
- 摩擦や空気抵抗、相対論的効果などは一切考慮しない。
入力形式
求める速度の絶対値 ∣v∣ の値は厳密な自然数(正の整数)となる。その値を答えよ。
Solution
(この問題は、得点が中途半端になってなんか嫌だったので作ったおまけ問題です。)
解説
1. 運動方程式から加速度 a を求める
運動方程式 F=ma に、問題文の数値をそのまま代入します。 力 F=+10 、質量 m=−2 より、
10=(−2)×a
両辺を −2 で割ることで、加速度 a が求まります。 a=−5 m/s2
2. 時刻 t=1 秒 での速度 v を求める
静止状態(初速度 0 )から毎秒 −5 m/s ずつ減速(負の向きに加速)します。 1 秒 間力が加わった直後の速度 v は以下の通りです。
v=0+(−5 m/s2×1 s)=−5 m/s
3. 要求された絶対値 ∣v∣ を計算する
問題文で指定されている要求は、速度 v の絶対値である ∣v∣ です。 ステップ2で得られた v=−5 を代入します。
∣v∣=∣−5∣=5
これにより、負の符号が数学的に確定して消去され、入力形式に適合する自然数「5」が導かれます。
解答:5