GSO008 問題3
Problem Statement
水と油の境界に浮かぶ謎の物体の密度解析
問題文
十分大きい容器に十分多量の水(密度 ρwater)および油(密度 ρoil)を注いで放置すると、水が下層、油が上層となって分離し、その境界面は水平となった。
その容器に、一様な密度 ρ をもち、一辺の長さが L の立方体の形状をした正体不明の物体を入れて放置した。静止した立方体のある面は水平であり、立方体全体が液体中にあった。また、立方体の下から長さ h の部分が水に浸かり、残りの長さ L−h の部分が油に浸かっていた。
正体不明の物体の密度 ρ を求めよ。
制約
- ρwater=1.00g/cm3
- ρoil=0.80g/cm3
- L=10.0cm
- h=6.5cm
入力形式
無次元量
0.01g/cm3ρは自然数となる。この自然数を入力せよ。
Solution
立方体の底面積は L2 なので、立方体全体の体積は L3 です。したがって、立方体に働く重力の大きさは、
ρL3gです。
水中にある部分の体積は L2h、油中にある部分の体積は L2(L−h) です。そのため、水と油から受ける浮力の合計は、
ρwaterL2hg+ρoilL2(L−h)gとなります。
立方体は静止しているため、重力と浮力がつり合います。よって、
ρL3g=ρwaterL2hg+ρoilL2(L−h)gです。両辺を L2g で割ると、
ρL=ρwaterh+ρoil(L−h)となります。したがって、
ρ=ρwaterLh+ρoilLL−h=1.00×10.06.5+0.80×10.03.5=0.65+0.28=0.93g/cm3です。
したがって、
0.01g/cm3ρ=0.01g/cm30.93g/cm3=93より、入力すべき自然数は 93 です。