GSO008 問題2
Problem Statement
冷たい氷で湯を冷ます
問題文
断熱容器に温度T1の水を入れ、水と等しい質量の、温度T2の氷を浮かべて放置した。容器内の圧力は1.0×105Paで一定とし、この圧力における氷の融点を0∘Cとする。水と氷の比熱は温度によらず一定とし、それぞれcwater,ciceと表す。また、氷の融解熱をQとする。容器の熱容量、水の蒸発、および系内の圧力差による融点の変化は無視できるものとする。この系が熱平衡に至った時、氷は解け残っているか?また、水の温度は何度になっているか?
制約
- T1=90∘C
- T2=−20∘C
- cwater=1.0cal/(g⋅∘C)
- cice=0.50cal/(g⋅∘C)
- Q=80cal/g
入力形式
熱平衡に至った後の水の温度を∘Cの単位で表し、氷が解け残っている場合はその数値に100を足して入力せよ。氷が解け残っていない場合は200を足して入力せよ。
Solution
水が放出する熱量
水と氷の共通の質量をmとする。
温度90∘Cの水が、氷の融点である0∘Cまで冷えるときに放出する熱量は、
Qwater=mcwater(90−0)=m×1.0×90=90mcalである。
氷を温めて融解させるために必要な熱量
温度−20∘Cの氷を0∘Cまで温めるために必要な熱量は、
Qwarm=mcice{0−(−20)}=m×0.50×20=10mcalである。
さらに、質量mの氷をすべて融解させるために必要な熱量は、
Qmelt=mQ=80mcalである。
したがって、氷を0∘Cまで温めてすべて融解させるために必要な熱量は、
Qwarm+Qmelt=10m+80m=90mcalとなる。
これは、水が0∘Cまで冷えるときに放出する熱量と等しい。
そのため、水が放出した熱は氷を温めてすべて融解させるためにちょうど使われる。熱平衡に至ったとき、氷の質量は0であり、水の温度は0∘Cである。
氷は解け残っていないので、入力すべき値は、
0+200=200である。