GSO006 問題1
Problem Statement
朝の支度で動く「時間差コンセント」
問題文
ある家では、朝の支度を忘れないようにするため、洗面所のコンセントに小さなタイマーが付いている。このタイマーは、スイッチを押すと、接続された電気器具に一定時間だけ電気を流し、その後自動で切れる。
この朝は、タイマーに電気歯ブラシ用の乾燥スタンドをつなぎ、消費電力 P で時間 t だけ使った。乾燥スタンドが使った電力量を、単位 J と単位 kWh の両方で求める。
ただし、乾燥スタンドの消費電力は使用中ずっと一定であるとする。
制約
- 乾燥スタンドの消費電力は P=40 W
- タイマーが電気を流す時間は t=45 min
- 1 W=1 J/s
- 1 kWh=3.6×106 J
入力形式
乾燥スタンドが使った電力量を EJ J、EkWh kWh とする。
次の値を入力せよ。
1000EJ+1000EkWhSolution
電力量は「どれだけ電気を使ったか」を表す
電気器具を使うと、電気のエネルギーが熱や光、運動などに変わります。このとき使われたエネルギーの量を電力量といいます。
消費電力 P は、「1秒あたりに使うエネルギー」を表す量です。単位 W は J/s と同じ意味なので、消費電力が一定なら、電力量は
E=Ptで求められます。
ここで大切なのは、時間 t を秒で表すことです。なぜなら、1 W=1 J/s なので、秒を使うとそのまま J が求められるからです。
使用時間を秒に直す
タイマーが電気を流す時間は 45 min です。これを秒に直します。
45 min=45×60 s=2700 sしたがって、乾燥スタンドは 2700 s の間使われたことになります。
電力量を J で求める
消費電力は 40 W です。これは、1秒あたり 40 J のエネルギーを使うという意味です。
よって、2700 s 使ったときの電力量は
EJ=40×2700となります。
計算すると、
EJ=108000 Jです。
つまり、この朝の乾燥スタンドは 108000 J の電気エネルギーを使ったことになります。
電力量を kWh で表す
家庭の電気料金では、電力量を kWh で表すことが多いです。
問題では
1 kWh=3.6×106 Jと与えられています。したがって、J で表した電力量を 3.6×106 で割れば、kWh に直せます。
EkWh=3.6×106108000これを計算すると、
EkWh=0.03 kWhです。
身近な量としての見方
108000 J と聞くと大きな数に見えますが、kWh で表すと 0.03 kWh です。
J はエネルギーを細かく見るのに向いており、kWh は家庭での電気使用量のように、ある程度まとまった電力量を見るのに向いています。同じ電力量でも、単位によって数の見え方が大きく変わることに注意が必要です。
入力する値
問題で指定された値は
1000EJ+1000EkWhです。
ここに
EJ=108000,EkWh=0.03を代入します。
1000108000+1000×0.03=108+30=138したがって、入力すべき自然数は
138です。