Problem Statement
導体球に誘導される面電荷密度
問題文
原点中心で半径aの帯電していない導体球と一様線電荷密度λの円環y2+z2=b(>a),x=0がある.x軸を極軸とする球座標系(r,θ,ϕ)をとる.面電荷密度σ(a,θ,ϕ)を求めよ.
制約
a=1 m
b=2 m
θ=6π rad
λ=60 C/m
入力形式
I(A,B)=∫02π(A−Bcosα)3/2dαと定めるとき,答えは整数s,t,uを用いてs−πtI(5,u) C/m^2と表せるので,s2+t2+u2を回答してください.
解説
無限遠でEが0に一様収束することを仮定する.
電荷密度分布ρa(r)={ρ(r)0(r>a)(r≤a),ρeff(r)=ρa(r)−r5a5ρa(r2a2r)+4πε0aΦa(0)δ(r)はともに有界領域に分布し、線電荷や点電荷による特異性を含むもののクーロン積分が広義積分として収束するため、対応するEa,Φa,Eeff,Φeffは各点で定義され,Eeffは無限遠で0に一様収束する.
ここで,Φ=Φeffは次の条件を満たすのでr≥aでの解である.
∇2Φ=−ε0ρ (r>a) ∫r=a(−ε0∇Φ)⋅dS=0 Φ∣r=a=Const. Eの一様収束
ここで任意の解φ1,φ2に対し,h=φ1−φ2と定めると,h∣r=aは定数で∫r=ah∇h⋅dS=0となる.VR=(a<r<R)について,グリーンの第一恒等式から
∫VR∥∇h∥2dV=∫∂VRh∇h⋅dS=∫r=Rh∇h⋅dS
hは無限遠で一様収束する調和関数なのでh=O(r−1)から右辺はO(R−1)となり,R→∞で右辺はゼロ.よって,∫r>a∥∇h∥2dV=0なので,∇h≡0からhは定数(0)となり,r>aでE=Eeffとわかる.
Φeff(r)=Φa(r)−raΦa(r2a2r)+raΦa(0)より,
Eeff(r)=Ea(r)−r3a3Ea(r2a2r)+2r3a3(Ea(r2a2r)⋅er)er−r2aΦa(r2a2r)er+r2aΦa(0)er
よって,r→a+0でEeff(r)は(2Ea(r)⋅er−aΦa(r)+aΦa(0))erに収束.
デカルト座標でr=(acosθasinθcosϕasinθsinϕ),r′=(0bcosτbsinτ)として,クーロン積分を行う.距離をRとし,なす角をγとすると,
2Ea(r)⋅er−aΦa(r)=4πε0λb∫02π(R32(a−bcosγ)−aR3a2+b2−2abcosγ)dτ
積分の中身がaR3a2−b2となること,R=a2+b2−2absinθcos(ϕ−τ),Φa(0)=4πε01b2πbλ=2ε0λから,
σ(a,θ,ϕ)=2aλ−4πaλb(b2−a2)I(a2+b2,2absinθ)
特に与えられた値を代入するとσ(a,θ,ϕ)=30−π90I(5,2) C/m^2となるので回答する値は
302+902+22=9004
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