真空中に、半径 a の完全に接地された導体球が置かれており、その中心を座標系の原点 O(0,0,0) とする。 この導体球から距離 r0 (ただし r0>a)離れた z 軸上の点 A(0,0,r0) に、大きさが無視できる極性ナノ微粒子が固定されている。この微粒子は、大きさ p の永久電気双極子モーメント(以下、単に「双極子」と呼ぶ)を持つ。
初期状態において、双極子の向きは原点 O の方向(−z 方向)を向いている。 ここで、微粒子の重心位置を点 A に保ったまま、外部からの操作(光ピンセット等のマニピュレータを想定)によって双極子を準静的に回転させ、最終的に双極子の向きを x 軸の正の方向と平行になるようにした。
この回転操作の間に、外部の力が微粒子に対して行った仕事 W を求めよ。 ただし、双極子自身の空間的な広がりは r0−a に比べて十分に小さく、理想的な点双極子として扱えるものとする。また、クーロンの法則の比例定数を k とし、重力やその他の相互作用はすべて無視する。
求める仕事 W [J] は、W=X×10−18 の形で表される。 自然数 X の値を回答せよ。
解答するにはログインが必要です
ログイン