GWCS003 問題1
問題文
音波の基本関係式と移動する観測者
問題文
平坦な地面の上の静止した位置に、一定の振動数で音波を発生させる音源がある。風はなく、空気中の音速は一定である。音源から離れた位置にある観測者が、音源に向かって直線状を一定の速さで近づきながら、音源からの音波を観測する。観測者が移動しながら直接聴く音波の波長は、音源が静止しているときの音波の波長と等しいことが知られている。観測者が音源に向かって移動しているときに観測する音波の振動数、および音源に対する観測者の相対的な速さを求めよ。
制約
- 音源が静止しているときの音波の波長 λ=0.50 m
- 空気中の音速 V=340 m/s
- 移動する観測者が観測する音波の振動数 f′=720 Hz
入力形式
音源に対する観測者の相対的な速さを v [m/s] とする。 v の値を表す自然数を入力せよ。
解説
解説
移動する観測者が聴く音波の振動数と、観測者の移動速度を求める問題です。
音源が静止しているときの振動数
音源が静止しているため、そこから送り出される音波の波長 λ は観測者が動いていても変化しません。音速を V、音源の固有の振動数を f とすると、音波の基本式より次の関係が成り立ちます。 V=fλ
これより、音源の振動数 f は次のように求められます。 f=λV
観測者が移動しているときの振動数
音源が静止しており、観測者が速さ v で音源に近づく場合、ドップラー効果の公式より、観測者が聴く振動数 f′ は次のように表されます。 f′=VV+vf
この式に先ほどの f=λV を代入すると、以下のようになります。 f′=VV+v⋅λV=λV+v
観測者の速さの算出
上の式を観測者の速さ v について解きます。 f′λ=V+v v=f′λ−V
制約に与えられた数値を代入します。 v=720×0.50−340=360−340=20 m/s
したがって、求める速さは 20 m/s となります。
入力すべき自然数は 20 です。