GWCB010 問題4
問題文
力学的エネルギーの保存と重力による位置エネルギー
問題文
滑らかで水平な床の上から、鉛直上向きに伸びる直線上のy軸をとる。このy軸に沿って、質量のある小球を初速度を与えて鉛直上向きに投げ上げた。小球の運動中、空気抵抗は無視できるものとし、重力加速度の大きさは一定とする。小球が最高点に達したとき、床を基準とする重力による位置エネルギーを求めよ。また、最高点に達するまでに小球が得た位置エネルギーの大きさが、投げ上げた直後の運動エネルギーと等しいことを用いて、最高点の高さ(y座標)を求めよ。
制約
- 小球の質量 m: 0.20kg
- 初速度の大きさ v0: 7.0m/s
- 重力加速度の大きさ g: 9.8m/s2
入力形式
最高点での重力による位置エネルギーを Ep[J]、最高点の高さを h[m] とする。無次元量 k=mghEp は定義より 1 となるため、求める最高点の高さ h(単位:m)に 10 を乗じた値 N=10×h を求める。最終入力値は N の値(自然数)とする。
解説
解説
力学的エネルギー保存の法則
本問題では、小球に働く力は保存力である重力のみであり、空気抵抗などの非保存力は働きません。したがって、小球の運動において力学的エネルギー(運動エネルギーと位置エネルギーの和)は保存されます。
床(y=0)を基準とすると、運動中の任意の点における力学的エネルギー E は、小球の速さを v、高さを y として次のように表されます。
E=21mv2+mgy各状態のエネルギーと最高点の高さの算出
-
投げ上げた直後(y=0) 初速度の大きさは v0 であるため、力学的エネルギー E1 は運動エネルギーのみとなります。
E1=21mv02 -
最高点(y=h) 最高点では小球を一瞬静止するため、速さは v=0 となります。したがって、最高点での力学的エネルギー E2 は位置エネルギー Ep のみとなります。
E2=Ep=mgh
力学的エネルギー保存の法則(E1=E2)より、以下の関係式が成り立ちます。
21mv02=mgh両辺の質量 m を消去し、最高点の高さ h について解くと次のようになります。
h=2gv02与えられた制約の値を代入します。
- v0=7.0m/s
- g=9.8m/s2
また、最高点での重力による位置エネルギー Ep は、
Ep=mgh=0.20×9.8×2.5=4.9Jとなります。
入力値の計算
最高点の高さ h=2.5m より、指定された数値 N を計算します。
N=10×h=10×2.5=25最終的に入力すべき自然数は 25 です。