GWCB006 問題4
問題文
大気圧の変化と容器内の気体の体積変化
問題文
大気中において、なめらかに動く断面積 S のピストンを備えた鉛直なシリンダーが固定されている。シリンダー内には一定量の理想気体が閉じ込められており、ピストンの上方は大気に接している。ピストンの質量は M であり、無視できない。
最初、大気圧が PA だったとき、気体は温度 T1、体積 V1 で静止して熱平衡状態に達していた。 その後、周囲の気象条件が変化して大気圧が PB になり、同時にシリンダー内の気体の温度も T2 に変化したところ、ピストンは移動し、気体は体積 V2 で再び静止して熱平衡状態に達した。
重力加速度の大きさを g とするとき、気体の体積の比 V1V2 を求めよ。
制約
- PA=1.01×105 Pa
- PB=9.70×104 Pa
- M=3.00 kg
- g=9.80 m/s2
- S=7.00×10−4 m2
- T1=3.00×102 K
- T2=2.90×102 K
入力形式
体積の比 V1V2 を既約分数 qp ( p,q は互いに素な自然数)で表したとき、分子と分母の和 p+q の値を入力せよ。
解説
タイトル
大気圧の変化と容器内の気体の体積変化
問題文
大気中において、なめらかに動く断面積 S のピストンを備えた鉛直なシリンダーが固定されている。シリンダー内には一定量の理想気体が閉じ込められており、ピストンの上方は大気に接している。ピストンの質量は M であり、無視できない。
最初、大気圧が PA だったとき、気体は温度 T1、体積 V1 で静止して熱平衡状態に達していた。 その後、周囲の気象条件が変化して大気圧が PB になり、同時にシリンダー内の気体の温度も T2 に変化したところ、ピストンは移動し、気体は体積 V2 で再び静止して熱平衡状態に達した。
重力加速度の大きさを g とするとき、気体の体積の比 V1V2 を求めよ。
制約
- PA=1.01×105 Pa
- PB=9.70×104 Pa
- M=3.00 kg
- g=9.80 m/s2
- S=7.00×10−4 m2
- T1=3.00×102 K
- T2=2.90×102 K
入力形式
体積の比 V1V2 を既約分数 qp ( p,q は互いに素な自然数)で表したとき、分子と分母の和 p+q の値を入力せよ。
解説
変化前の力のつり合いと圧力(状態1)
最初の大気圧が PA のとき、ピストンにはたらく鉛直方向の力のつり合いを考えます。 鉛直下向きにはたらく力は、大気から受ける力 PAS と、ピストン自体の重力 Mg です。 鉛直上向きにはたらく力は、シリンダー内の気体から受ける力 P1S です( P1 は状態1の気体の圧力)。
力のつり合いより、次の式が成り立ちます。
P1S=PAS+Mg両辺を S で割ると、状態1の気体の圧力 P1 が得られます。
P1=PA+SMg変化後の力のつり合いと圧力(状態2)
大気圧が PB に変化したあとも、ピストンはなめらかに動いて再び静止するため、同様の力のつり合いが成り立ちます。状態2の気体の圧力を P2 とすると、次のようになります。
P2=PB+SMg各状態の圧力の数値計算
ピストンの質量による圧力の加算分 SMg を計算します。
SMg=7.00×10−4 m23.00 kg×9.80 m/s2=7.00×10−429.4=4.20×104 Paこれを用いて、 P1 と P2 の具体的な値を求めます。
P1=1.01×105 Pa+0.420×105 Pa=1.43×105 Pa P2=0.970×105 Pa+0.420×105 Pa=1.39×105 Pa理想気体の状態方程式の適用
閉じ込められた気体の物質量は変化しないため、状態1と状態2の間でボイル・シャルルの法則(または状態方程式の比較)が成り立ちます。
T1P1V1=T2P2V2これを求めたい体積の比 V1V2 について整理します。
V1V2=P2P1×T1T2比の計算と自然数化
各数値を代入して比を計算します。
V1V2=1.39×105 Pa1.43×105 Pa×3.00×102 K2.90×102 K=139143×3029分子と分母の掛け算を行います。
分子=143×29=4147 分母=139×30=4170したがって、体積の比は以下のようになります。
V1V2=41704147139 と 143 は共通の因数を持たず( 139 は素数、 143=11×13)、 29 と 30 も互いに素であるため、この分数は既約分数 qp となります。 よって、 p=4147, q=4170 です。
入力形式に従い、分子と分母の和 p+q を計算します。
4147+4170=8317解答:8317