GWCB005 問題5
問題文
特殊な形状の容器底面が受ける水圧と力の大きさ
問題文
大気中において、水平な床の上に、上方が開いた特殊な形状の容器が置かれている。この容器は、断面積 S1 の円筒状の上の部分と、断面積 S2 (ただし S2>S1)の円筒状の下の部分が滑らかにつながった構造をしている。
この容器に密度 ρ の水を静かに注いだところ、水面は上の管の中に達し、静止した。このとき、水面から容器の底面までの全体の深さは H であり、断面積が変化する段差部分から底面までの深さは h であった。
大気圧を P0、重力加速度の大きさを g とする。容器の底面が水から受ける全水圧(絶対圧)による下向きの力の大きさ F を求めよ。
制約
- P0=1.01×105 Pa
- ρ=1.00×103 kg/m3
- g=9.80 m/s2
- S1=2.00×10−2 m2
- S2=5.00×10−2 m2
- H=5.00×10−1 m
- h=2.00×10−1 m
入力形式
力の大きさ F [ N ]の整数部分の値をそのまま入力せよ。計算結果は自然数となる。
解説
解説
底面における水圧の算出
静止した液体内部の圧力(水圧)は、液体の形状にかかわらず、水面からの鉛直方向の深さのみによって一意に決定されます(水圧の原理)。
問題文より、水面から容器の底面までの全体の深さは H です。したがって、容器の底面の位置における水圧(絶対圧) P は、大気圧 P0 に水柱による圧力を加えて、次のように表されます。
P=P0+ρgHここで、断面積の変化する段差部分の深さ h は、底面における水圧を計算する上では直接関係しません。
底面が受ける力の立式
水圧 P によって容器の底面(断面積 S2)が受ける下向きの力の大きさ F は、圧力と受圧面積の積で表されます。
F=P⋅S2=(P0+ρgH)S2数値の代入
制約欄に与えられた各数値を式に代入します。
まず、底面における水圧 P を計算します。
ρgH=(1.00×103 kg/m3)×(9.80 m/s2)×(0.500 m)=4.90×103 Pa大気圧 P0=1.01×105 Pa=101×103 Pa であるため、
P=101×103 Pa+4.90×103 Pa=105.9×103 Pa次に、底面が受ける力の大きさ F を計算します。
F=P⋅S2=(105.9×103 Pa)×(5.00×10−2 m2) F=105.9×103×5.00×10−2=105.9×50=5295 Nしたがって、容器の底面が水から受ける力の大きさは 5295 N となります。
解答:5295