GSO011 問題5
問題文
A majorコードの調整
問題文
A4の周波数を 440Hz とする。
ここに12平均律で調律されたピアノがある。すなわち、すべての半音の周波数比が等しく、12半音上の音の周波数は2倍になる。
このとき、C♯5の弦の張力を T1、E5の弦の張力を T2 とする。
このピアノでAメジャーコードをより協和させるため、A4の周波数を変えずに、A4とC♯5、A4とE5の周波数比がそれぞれ純正律の単純な整数比
A4:C♯5=4:5,A4:E5=2:3となるように調律した。
調律後のC♯5の弦の張力を T3、E5の弦の張力を T4 とする。
平均律から純正律へ調律したときの張力比
T1T3,T2T4をそれぞれ求めよ。
ただし、各弦について、弦の長さと線密度は調律の前後で変化せず、弦の振動数は基本振動数とする。
制約
なし
入力形式
求めた張力比を
T1T3=2b/c5a,T2T4=2e/f3dと表す。
ただし、a,b,c,d,e,f は自然数であり、cb および fe はそれぞれ既約分数とする。
a+b+c+d+e+f を入力せよ。
解説
弦の張力と振動数の関係
弦の基本振動数は、
f=2L1μTで表されます。
ここで、L は弦の長さ、μ は線密度、T は張力です。
各弦について、調律の前後で L と μ は変化しないため、
f∝Tです。
したがって、
T∝f2となり、同じ弦について調律前後の張力比は周波数比の2乗から求められます。
12平均律の周波数比
1半音上がるごとの周波数比を r とします。
12半音上がると周波数は2倍になるため、
r12=2です。
よって、
r=21/12となります。
C♯5の張力比
C♯5はA4から4半音上にあります。
したがって、12平均律におけるC♯5の周波数を f1 とすると、
f1=440×24/12=440×21/3です。
純正律では、
A4:C♯5=4:5なので、調律後のC♯5の周波数を f3 とすると、
f3=440×45です。
同じ弦では張力が周波数の2乗に比例するため、
T1T3=(f1f3)2です。
したがって、
T1T3=(21/35/4)2=16×22/325=214/352となります。
E5の張力比
E5はA4から7半音上にあります。
したがって、12平均律におけるE5の周波数を f2 とすると、
f2=440×27/12です。
純正律では、
A4:E5=2:3なので、調律後のE5の周波数を f4 とすると、
f4=440×23です。
よって、
T2T4=(f2f4)2より、
T2T4=(27/123/2)2=4×27/69=219/632となります。
入力値
以上より、
a=2,b=14,c=3, d=2,e=19,f=6です。
したがって、
a+b+c+d+e+f=2+14+3+2+19+6=46となります。
入力する自然数は 46 です。