GSO010 問題4
問題文
固定端と自由端で変わる反射波の位相
問題文
線密度 ρ、張力 S の十分に長く一様な弦が x 軸に沿って張られており、弦は x<0 の領域に存在して原点で終端している。弦の各点は y 方向にのみ微小変位する。
弦を伝わる横波の速さを v とすると、
v=ρSである。
原点へ向かう入射波を、
yin(x,t)=Acos(ωt−kx)とする。ただし、
k=vωである。
反射波は x 軸の負の向きへ進む。
次の各問いについて正しい選択肢を選べ。
(a)
原点が、変位が常に 0 である固定端のとき、原点で満たされる境界条件はどれか。
- y(0,t)=0
- ∂x∂y(0,t)=0
- ∂t∂y(0,t)=0
(b)
(a)の固定端で生じる反射波はどれか。
- Acos(ωt+kx)
- −Acos(ωt+kx)
- Asin(ωt+kx)
(c)
原点が、質量を無視でき、y 軸に沿って摩擦なく動く小環でできた自由端のとき、原点で満たされる境界条件はどれか。
- y(0,t)=0
- ∂x∂y(0,t)=0
- ∂t2∂2y(0,t)=0
(d)
(c)の自由端で生じる反射波はどれか。
- −Acos(ωt+kx)
- Asin(ωt+kx)
- Acos(ωt+kx)
制約
なし
入力形式
(a)、(b)、(c)、(d)で選んだ番号をこの順に連結した自然数を入力せよ。
解説
固定端の反射
固定端では端点の変位が常に 0 なので、
y(0,t)=0です。
したがって(a)は1です。
反射波は負の x 方向へ進むため、ωt+kx の位相をもちます。そこで、
yref(x,t)=Arcos(ωt+kx)とおきます。
原点では、
y(0,t)=(A+Ar)cosωtです。
これがすべての時刻で 0 になるためには、
Ar=−Aでなければなりません。
したがって、
yref(x,t)=−Acos(ωt+kx)となり、(b)は2です。
自由端の反射
質量を無視できる自由端では、端点に y 方向の合力が生じません。
微小変位では張力の y 成分が弦の傾きに比例するため、
∂x∂y(0,t)=0となります。
したがって(c)は2です。
反射波を、
yref(x,t)=Arcos(ωt+kx)とおくと、合成波の傾きは、
∂x∂y=kAsin(ωt−kx)−kArsin(ωt+kx)です。
原点で、
k(A−Ar)sinωt=0がすべての時刻で成立するので、
Ar=Aです。
したがって、
yref(x,t)=Acos(ωt+kx)となり、(d)は3です。
よって選択番号は 1,2,2,3 なので、入力すべき自然数は、
1223です。