GSO009 問題4
問題文
sin,cosを用いた函数の近似
問題文
今、
f(x)={−21212nπ≤x<(2n+1)π(2n+1)π≤x<2(n+1)πn∈Zつまり、
f(x)={−21210≤x<ππ≤x<2πを周期 2π で繰り返す函数 f(x) を sin,cos の周期函数を用いて近似したい。
ナマギーリ女神から、全体の係数が π2 となることを教えてもらったので、まずはグラフの形を何とか近づけようと模索してみる。
ここで、±sinx, ±cosx, f(x) を図示してみると、この函数 f(x) はその概形より、
- sinx
- cosx
- −sinx
- −cosx
のうち、ある函数 g(x) が近いため、g(x) が主函数として関わってくると予想できる。
しかし、このままでは f(x) のグラフには十分近づかないため、より周期を短くし、より大きさを小さくした函数を加えて近似したい。
そこで今、次の項が
ag(ax)a∈Nの形をとるという情報を与える。
また、この函数 f(x) の近似では、g(x) が奇函数の場合、a=1,3,5,… の項を順に加えていけばよいという事実を用いてもよい。
制約
特になし。頑張れー!
入力形式
g(x) となるものを選び、その選択番号を k とする。
また、
1g(x)の次に加える項
ag(ax)の係数 a を求め、自然数
100k+aを入力せよ。
解説
実際にグラフを図示してみると、0<x<π で負の値を、π<x<2π で正の値を取るため、g(x) は
g(x)=−sinxです。
したがって、選択番号は
k=3です。
また、−sinx は原点対称の奇函数です。
問題文より、この函数 f(x) の近似では、
a=1,3,5,…の項を順に加えていけばよいことが分かります。
したがって、
1g(x)の次に加える項は
3g(3x)であり、
a=3です。
よって、入力すべき自然数は
100k+a=100×3+3=303です。
なお、このようにして順々に項を足していくと、f(x) にどんどん近付いていきます。良ければ試してみて下さい。
このように周期函数を用いて周期函数を表したものをフーリエ級数と呼びます。今回は特殊な条件のため sin だけの式になりますが、周期 T の函数 f(x) は、
f(x)=a0+n=1∑∞(ancosT2nπx+bnsinT2nπx)の形で表すことができます。
実際は、このようなグラフによる近似とナマギーリ女神に頼るのではなく、
a0=T1∫0Tf(x)dx an=T2∫0Tf(x)cosT2nπxdx bn=T2∫0Tf(x)sinT2nπxdxとして係数を計算によって求めることができます。