GSO002 問題2
問題文
スポンジの品質検査:直方体重りによる最大圧力の測定
問題文
あるスポンジ工場の品質管理部門では、製品であるスポンジの弾力性を評価するために、一定の重さを持つ直方体状の金属ブロックをスポンジの上に置き、その「へこみ具合」を測定しています。
スポンジは、上面に加えられる圧力 P が大きいほど深くへこむ性質を持っています。いま、重さ(重力の大きさ) W の直方体ブロックを、水平な台の上に置かれたスポンジの上面に静止させます。このブロックの三辺の長さはそれぞれ a,b,c であり、各面は滑らかです。
ブロックの置き方(どの面を底面にするか)を変えることで、スポンジとの接触面積 S が変化し、それに伴ってスポンジにかかる圧力 P も変化します。
このブロックを用いて、スポンジを最も深くへこませたいとき、スポンジにかかる圧力 P の値を求めなさい。なお、スポンジの上面は十分に広く、ブロックの底面全体が常にスポンジと接触するものとします。
制約
- ブロックの重さ:W=39N
- ブロックの辺の長さ1:a=0.25m
- ブロックの辺の長さ2:b=0.20m
- ブロックの辺の長さ3:c=0.13m
入力形式
圧力 P の値を Pa 単位で求め、その数値を回答せよ。
解説
1. 圧力の定義と現象の理解
物理学において、面を垂直に押す力(対抗する力)の大きさを F、その力がはたらく面積を S とすると、圧力 P は以下の公式で定義されます。
P=SFこの問題では、スポンジを最も深くへこませることが目的です。問題文にある通り、スポンジは「圧力 P が大きいほど深くへこむ」ため、圧力が最大となる条件を探します。
2. 最大圧力を与える条件の特定
公式 P=SF において、ブロックの重さ F=W は一定です。したがって、分母である接触面積 S が最小のときに、圧力 P は最大となります。
直方体の三辺の長さは a=0.25m,b=0.20m,c=0.13m です。考えられる3つの面の面積は以下の通りです。
- 辺 a と辺 b で構成される面:S1=0.25×0.20=0.050m2
- 辺 a と辺 c で構成される面:S2=0.25×0.13=0.0325m2
- 辺 b と辺 c で構成される面:S3=0.20×0.13=0.026m2
これらを比較すると、最も小さい面積は S3=0.026m2 であることがわかります。
3. 数値計算
見出した最小の面積 Smin=0.026m2 を用いて、最大圧力 Pmax を計算します。
Pmax=S3W=0.02639計算を簡略化するために小数を整数の比に直すと、
Pmax=2639000ここで、39 と 26 は共に 13 の倍数であることに注目します(39=13×3、26=13×2)。
Pmax=2×133×13000=23000=1500Paしたがって、求める圧力の値は 1500 となります。
答え:1500