GBO004 問題4
問題文
動滑車を用いたおもりの引き上げと仕事
問題文
天井に固定された定滑車と、1個の動滑車および糸を用いて、質量 m のおもりを鉛直上向きに一定の速さで距離 h だけ持ち上げた。
糸の一端は天井に固定されており、そこから鉛直下向きに伸びた糸を動滑車に掛け、さらに定滑車に掛けて、他端を鉛直下向きに伸ばしている。動滑車にはおもりがつり下げられており、手は糸の他端を鉛直下向きに一定の力 F で引いた。
動滑車と糸の質量、および滑車と糸の間の摩擦は無視できるものとする。また、質量 m0 の物体にはたらく重力の大きさを F0 とする。
このとき、おもりを一定の速さで距離 h だけ持ち上げるために、手が行った仕事 W を求めよ。
制約
- m=3.00kg
- m0=1.00kg
- F0=9.80N
- h=0.500m
入力形式
手が行った仕事 W を J を単位として表した数値を、既約分数 qp(p,q は互いに素な自然数)で表す。このとき、分子と分母の和 p+q の値を求めよ。
解説
おもりにはたらく重力の大きさ
質量 m0=1.00kg の物体にはたらく重力の大きさが F0=9.80N であることから、質量 m=3.00kg のおもりにはたらく重力の大きさ F重力 は、質量に比例するため次のように求まります。
F重力=m0mF0=1.00kg3.00kg×9.80N=29.4N手で引く力の大きさ
1個の動滑車を用いると、おもりを支える糸が2本になるため、おもりを一定の速さで引き上げるために必要な力 F は、おもりにはたらく重力の半分になります。
F=21F重力=229.4N=14.7N手で糸を引く距離と仕事
動滑車を使っておもりを距離 h だけ持ち上げる場合、糸の手側の端を引く距離 s は、持ち上げる距離の2倍になります。
s=2h=2×0.500m=1.00m手が行った仕事 W は、「力 × 力の向きに動かした距離」で定義されるため、次のように計算できます。
W=F×s=14.7N×1.00m=14.7J入力値の決定
得られた仕事の値 14.7J を J を単位として既約分数で表します。
14.7=10147147 と 10 は互いに素な自然数であるため、p=147、q=10 となります。
求める値は p+q です。
p+q=147+10=157最終的に入力すべき自然数は 157 です。