GBO004 問題2
問題文
釘が増えると割れにくい?
問題文
釘の先端を上に向けて多数並べた板に、風船を押しつける実験を考える。
釘の本数を n、釘1本と風船との接触面積を S とする。すべての釘の先端は同じ高さにあり、風船は n 本すべての釘に接触している。
風船が釘から受ける接触力は各接触面に垂直に働き、その大きさの合計を F とする。また、力はすべての釘に均等に分散され、各釘と風船との接触面積は等しく一定であるものとする。
このとき、風船が釘から受ける接触面全体の平均圧力 p を求めよ。
制約
- F=15N
- n=100
- S=0.02mm2
入力形式
平均圧力 p を Pa 単位で求め、その数値を 1000 で割った自然数を入力せよ。
解説
方針
圧力は、単位面積あたりに垂直に加わる力です。
p=SF今回は n 本の釘がすべて風船に接触しているため、接触面積の合計を考えます。
釘1本の接触面積は S なので、接触面積の合計は nS です。
したがって、平均圧力は次の式で求められます。
p=nSF計算
まず、釘1本の接触面積を m2 に変換します。
1mm2=10−6m2 より、
S=0.02×10−6=2×10−8m2100本の釘の接触面積の合計は、
nS=100×2×10−8=2×10−6m2よって、平均圧力は、
p=2×10−615=7500000N/m2=7500000Paここで、
1Pa=1N/m2です。
入力形式に従って 1000 で割ると、
10007500000=7500したがって、入力する自然数は、
7500です。
物理的な意味
同じ大きさの力でも、接触面積が大きいほど平均圧力は小さくなります。
例えば、釘の本数を100本から200本に増やし、すべての釘が接触して力を均等に受けるなら、接触面積の合計は2倍となり、平均圧力は半分になります。
このように、釘を増やすことで、釘1本あたりにかかる力を小さくできます。
ただし、実際に風船が割れるかどうかは、膜の変形や釘の先端形状などにも左右されるため、平均圧力だけでは判断できません。