GBO001 問題2
問題文
計器の目盛り読み取りと電熱線の発熱量
問題文
ある中学生が、未知の抵抗値を持つ電熱線を用いて、電流による発熱の実験を行っている。 電源装置、スイッチ、電熱線、電流計、電圧計を導線でつなぎ、電流計は電熱線に対して直列に、電圧計は電熱線に対して並列に正しく接続した。
スイッチを入れると、各計器の針は以下のように振れた。 ・電流計は 500 mA のマイナス端子を使用している。目盛板の最大値は 50 であり、針はちょうど 38 の目盛りを指していた。 ・電圧計は 15 V のマイナス端子を使用している。目盛板の最大値は 30 であり、針はちょうど 18 の目盛りを指していた。
この状態のまま、電流を t 秒間流し続けた。このとき、電熱線から発生した熱量(ジュール熱) Q を求めよ。 ただし、計器の接続による誤差や、電熱線の温度変化による抵抗の変動は考えないものとする。
制約
- 電流計の端子: 500 mA
- 電流計の目盛り(最大 50)の指示値: 38
- 電圧計の端子: 15 V
- 電圧計の目盛り(最大 30)の指示値: 18
- 電流を流した時間: t=300 s (5 分間)
入力形式
求められた熱量 Q(単位: J)の値を自然数で答えよ。
解説
解説
ステップ1:計器の正しい読み取り
中学理科の電気の単元において、電流計や電圧計の目盛りを読む際は、「接続しているマイナス端子の値」が「目盛りの最大値」に対応することを学びます。
まず、電熱線に流れている電流 I を求めます。 500 mA の端子につないでおり、最大 50 の目盛りのうち 38 を指しているため、比例計算を行います。
I=500 mA×5038=380 mA後の計算(電力の計算)ではアンペア(A)を用いる必要があるため、単位を変換します。
I=0.38 A次に、電熱線の両端に加わっている電圧 V を求めます。 15 V の端子につないでおり、最大 30 の目盛りのうち 18 を指しています。
V=15 V×3018=15 V×0.6=9.0 Vステップ2:電力と熱量(ジュール熱)の計算
電流が持つエネルギーが熱に変わる量を求めるため、まず電熱線の消費電力 P(W:ワット)を計算します。電力は電圧と電流の積で求められます。
P=V×I P=9.0 V×0.38 A=3.42 W次に、発生した熱量 Q(J:ジュール)を求めます。熱量は、電力に電流を流した時間(秒)を掛けることで求められます。
Q=P×t制約より、時間は t=300 s であるため、これを代入します。
Q=3.42 W×300 s Q=1026 J解答
求められた熱量 Q はすでに自然数となっています。
したがって、最終的な答えは 1026 となります。